●0213 お客さま
仕上げの段階で平面を出すためにたくさん刈り取る事になると、大切な茅材の根元の、一番固くて丈夫な部分を捨ててしまう事になりますから、屋根は葺く段階で平らになるように叩いて揃えてあります。それでも部分的に膨らんだりへこんだりしている箇所はできてしまいますので、刈る前に膨らんだところは叩き、へこんだところは引っ張りだして、なるべく刈り取る量が少なくなるように調整します。
ところで、今日は現場にゲストがありました。藍那小学校の生徒の皆さんが見学に来られて、茅葺屋スタッフのアベさんと公園事務所のマエダさんの案内で、茅と茅葺き民家のことを勉強していかれました。
団体での見学は随時受付中だそうです。個人でも火曜日の14:00〜見学できるそうです。詳しくは明石海峡公園事務所のHPを参照して下さい。
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コメント
かわいいお客さまたちは
干していたニウに入って、あったかい!ここで授業したい!と先生に訴えたり、
職人さんのハサミさばきに合わせてしゃんしゃんと声を発したり、終始楽しそうなご様子でした。
別れ際には揃って茅葺きの家に住んでみたいと言ってくれましたが、
彼らが中学生、高校生になったときにも
茅葺きやら里山が興味の対象(範囲内)であるためには
どんな活動が必要なのかなあ、と。
すこし考えてみたいことです。
Posted by: be | 2006年03月06日 15:27
高校生になり、大人になったときに、懐かしい記憶の中に茅葺きの縁側の心地や、夏草の茂る茅場に吹く風の感触を持っていることができれば、それはとても贅沢な幸せでしょうね。
「楽しい思い出」をたくさんつくってもらえるように、僕たちに出来ることを考えてみたいところです。
Posted by: shiozawa | 2006年03月07日 15:59
子どもは親の背中を見て育つ・・・らしいので、まず、僕らが心底楽しんでいることが大事かもしれません。そんな姿を見た子ども達が、「ややっ? カヤブキって、何だか面白そうジャン!」となる。そうなると、ますます面白くなりそうジャン! で、それがどんなことか、とっても考えてみたいところです。
Posted by: mo | 2006年03月10日 03:21