現在、日本の茅葺き屋根のほとんどにトタンが被せられています。 茅葺き民家愛好家の方からは、「カンヅメ」等とよばれてあまり評価してもらえないようです。
しかし、トタンを被せたからこそ、茅葺き屋根を成り立たせていた伝統的な農業が行われなくなった後も、これほど多くの茅葺き民家を残せて来れたことは、間違いなく事実です。
トタンで覆われた屋根は、まさしく「茅葺きの缶詰」なのです。茅葺き屋根に厳しい時代を乗り切り、未来へ託すための。 sh@