●060515 初夏
屋根めくりの始まった鎌倉を後にして、関西へ戻って来てしまいました。
自宅と藍那の茅倉庫まわりの草刈りをするため、その他諸々の用事のためで予定通りなのですが、タイミングがタイミングなだけに少々後ろめたいです。1回目のめくりもやっていないし。
藍那の里山は初夏の装い。
林中から途切れなく聞こえてくる鳥の声。谷筋を吹き抜ける風。満開のレンゲ、ハハコグサ。
気持ちよすぎて、刈り払い機のエンジンをかけるのが憚られます。
刈り取った草は一晩くすべて灰にして、畑の肥料に活用します。
火の番とお月見を兼ねて、夜の森で過ごします。
ここは茅刈りを始めてまだ2年目ですが、草刈りをすると昨年よりも確実に植物の種類が増えている事を実感します。ワラビもススキ野原でよく採れます。今年は遅すぎましたけれど。
草刈りをすませた茅場は、ススキの株がぽこぽこと個性的な風景をつくります。
手入れされた里山は人の気配が漂って良い感じ。
sh@