« 0429 もう初夏ですか | メイン | 0505 軒付けました »

2006年05月01日

●0501 鳥の鎌倉

あいかわらず軒付けが終わらないので、屋根について書く事があまりありません。

前にも書きましたけれども、周りを尾根の森に囲まれている谷戸にあって、覚園寺はとても野鳥の多いところです。

P1020299.jpg

朝から チョットコイ と絶叫しているのはコジュケイ?
ツツピー・ツツピー・と鳴きながら忙しく飛び回るのはおなじみのシジュウカラ
キー・ヒー・ホー・ホイホイ・はサンコウチョウかな?確かに月日星、と聞こえなくもありません。
クグッ・ホー・ホー・を繰り返しているキジバトは、落ち葉を踏みしめながらすぐ足下までやってきます。
P1020337.jpg

頭上の木の枝でピルルルル・チュルルルル・と優しく鳴き交わすのはヤマガラのペア。
カエデの樹冠の中を、たくさんの花バチに混じって飛び回るメジロもペア。(カエデの地味な花がこんなに鳥や昆虫を集めるなんて、全然知りませんでした)
高いメタセコイアの梢にとまって、複雑なメロディーを長い長い間さえずっているのは何という鳥なのか、高すぎて姿はよく見えません。
林の奥から聞こえてくる ホ・ヒリヒリホー・ヒリヒリホー という不思議な声も、どんな鳥なのでしょう。

鳥の声に混じって、犬みたいな変な声を出しているのはタイワンリスでした。
ちょっと、声はプレーリードッグ似かも。
でも、カエルの声はアマガエルさえ全くしないのが不思議です。

そんな境内ののんびりした空気を掻き乱すのが、
頻繁に上空を通過する軍用機。
厚木に向かうのか、横田に向かうのか、
ジェット戦闘機、大型飛行艇、対潜哨戒機、早期警戒機、対戦車ヘリコプター、救難ヘリコプター・・・
陸海空取り揃えてにぎやかな事。

それに、世田谷飛行場から飛んでくるのか、たくさんのセスナ。
鎌倉の空がこんなにやかましいとは思ってもいませんでした。

しかし、米軍のジェット戦闘機も沖縄や三沢で肝をつぶされた、キーンという暴力的な金属音ではなくて、旅客機のような低い音をさせて、何となく「しずしず」という感じで飛んでいるのは、首都圏だと遠慮があるのか?単に空も込み合っていてとばせないのか?
sh@


トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kayabuki-ya.net/notebook/mt-tb.cgi/93

コメント

すごい緑ですね。・・・
いいなあ、鎌倉。

野鳥も多いですか。なるほど。
とんびがけっこう鎌倉いますよね。
猛禽類が居るという事は生態系のトップがいる、つまり、生物循環がそこそこできてるってことなんですね。

しかし相対するは、戦闘機か。
ある意味、都市近郊の緑地では、自然と人のシェア争いな感じします。

鎌倉は本当に緑が多いですね。
街中で常に緑が目に入るというのは神戸も同じなのですが、神戸の場合は街並の向こうに六甲山が見えるのに対して、鎌倉ではもっとずっと近いところ、木の一本毎の様子が分かる程の距離で、町中に緑があふれている(もしくは森の中に街がある)感じです。

トビは猛禽といっても拾い食い主義ですから・・・
鎌倉の場合は餌付けしている人がいたらしくて、人間の手からエサを拾う事を学習したトビに、おいなりやハンバーガーを奪われる被害が頻発して問題になっているとか。

本当の問題は、トビが人の食べ物を襲うようになった事ではなくて、野生動物を餌付けするという「残酷」なことをしでかして、その結果に想像力をめぐらすこともなく、もちろん責任も取らない人がいる事に対して、社会が無反応な事だと思います。

緑。今日は緑を意識して舞鶴若狭道を走ってみました。良いですねぇ、いろんな色の緑があって。絵画として表現してみたくなりました。

 トビといえば、この間釣りに行ってトビが捕獲し損ねたグレを釣り上げました。40pくらいだったかな?こんな人間もいたりします。

若狭には仕事?
so1-suzu に絵心があるとは。今度見せて下さい。

しかし、トビの落としたグレは「釣った」というより「吊った」のでは・・・

コメントする