2006年09月14日

●0914 古屋根の解体/茅出し

昨日は一日断続的に強い雨が降り続きました。屋根屋休みです。

一昨日屋根めくりをして開けた穴から、屋根裏に保管されている茅を出します。
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家の方が25年に渡って刈り貯めた「茅貯金」が屋根裏一杯に詰まっていました。
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半日かかって出してもまだ半分残っています。
どこの家でもこれくらい頑張って貯めていてくれたら、「茅葺きは高価だ」と言われる事も少なくなると思うのですが・・・ 
まあ、確かに茅刈りは重労働ではありますが、楽しんで出来る範囲だけでもね。

今日は天気も持ちそうなので、北側の大間もめくり始めました。
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屋根裏の奥の方に詰まった茅は、こちらをめくって開いたところから出した方が段取りが良いですし。

小間と同じように、古茅は捨てるものと再利用するものに分け、さらに使う分は長さ毎に分けて束ねておきます。
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古茅は耐久性に劣るところもありますが、完全に乾燥していて縮んで緩む事も無いので、軒裏の雨のかからないところに使うにはむしろ適しています。

つまり、葺き始めたら最初に使う事になるので、足場の上に保管しておきます。
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材料がかさばるので、茅葺きにはとにかく広い足場が必要となります。