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2007年02月13日

●0213 続・軒付け

武相荘の雑木の庭も感じの良いお庭でしたが、何百年と箒で掃き続けられて苔むした、古都の庭園の風格もやはりさすがのものです。
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我々は裏側から観ることになる訳ですが、それはそれでなかなか。

軒先は一番多くの雨水に曝されて傷みやすい部分です。
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ヨシの束を針金でかきつけて丈夫につくります。

さらに竹で押さえて軒のラインを整えれば、一息つける軒の完成です。
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ここで上手く軒がついていなければ、後で誤摩化そうとしても良い屋根にはなりません。

逆に軒が上手くついていれば、葺いて上がって行くのもはかどります。
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明日は荒れ模様の天気予報ですから、念入りに雨養生して帰りましょう。

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コメント

ふわ〜ァ!
一枚目の写真はとても幻想的。。
屋根屋さんたちが裏側から見る風景…

残業後、終電でかえってきて
屋根屋さんのブログひらけて
ふわぁと、惹き込まれましたぞぇ…

茅葺きと関係ない感想ばっかりすみませんw

にち さん、コメントありがとうございます。

毎日通っていると、こんな気持ちの良い光の時間もあったりするので、誰かに分かち合ってもらいたくて思わずカメラを取り出しています。

ので、そんなお言葉を頂ければ何よりです。
そもそもこのブログ自体、茅葺きと関係の無いネタがやたら多いですし w

古都の庭園の風格・・屋根屋さんがさりげなくなげかけることばは、いつも趣がありますね〜とても惹かれます。季節をからだ中で感じながら、自然の中でお仕事をされているからでしょうか〜

とまとん さん、コメントありがとうございます。

ことばは難しいですねえ。ブログを付け始めてまだ一年少しですが、自分の語彙の少なさにしばしばあきれてしまっています。

季節感だけは豊富な職場ですが w
でも、我々のように日々どっぷり自然に浸かっているよりも、日常のふとしたことから、より強く季節の移ろいを感じることもありますよね。
とまとん さんの日記のように。

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