武相荘の雑木の庭も感じの良いお庭でしたが、何百年と箒で掃き続けられて苔むした、古都の庭園の風格もやはりさすがのものです。
我々は裏側から観ることになる訳ですが、それはそれでなかなか。
軒先は一番多くの雨水に曝されて傷みやすい部分です。
ヨシの束を針金でかきつけて丈夫につくります。
さらに竹で押さえて軒のラインを整えれば、一息つける軒の完成です。
ここで上手く軒がついていなければ、後で誤摩化そうとしても良い屋根にはなりません。
逆に軒が上手くついていれば、葺いて上がって行くのもはかどります。
明日は荒れ模様の天気予報ですから、念入りに雨養生して帰りましょう。