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2007年03月22日

●070322 茅刈りの日々 1

茅の収納場所確保に手間取ってすっかり遅くなってしまいましたが、今年もようやく本格的な茅刈りシーズンに突入しました。
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カヤカル'07の刈り残しから仕上げて行きます。

団地の中の原っぱですが、茅刈りをすることで毎年新たに芽吹いた新鮮な草が生い茂ります。
カマキリの卵がたくさんあるのは、その餌となる草を食べる虫達が、たくさん暮らしている何よりの証拠です。
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周りを道路で囲まれているせいで、飛翔力の弱い種類はなかなか入って来れないようですが・・・
いつかスズムシの声を聴ける日が来ると思っています。

さて、以前はカマキリの卵が産みつけられた茅は刈り残していたのですが、そうすると広々とした刈り取り後の原っぱにとても目立ってしまい、みんなカラスがむしって食べてしまいました。
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そこで今ではひとまず集めておいて、後ほどサツキやミモザの薮の中に隠しています。
モズがバッタやカナヘビを食べる様子は愛でておいて、カラスからはカマキリの卵を取り上げようとするのは、はい、えこひいきです。

ミノムシは寄生蜂が広がったせいでめっきり見かけなくなっていますが、茅場の中に残している灌木の枝ではいくつもゆれていました。
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実感として(カマキリの卵を隠したりすることも含めて)人が季節に合わせて関わっている環境では、特定の種類の生き物が急にいなくなったり、逆に急に増えたりということがあまりおきないように思います。

刈り取った後に残る枯れ落ちたススキのハカマやその他の雑草は、そのままにしておいては新しいススキの芽吹きの邪魔になりますし、やがて肥料となり土地が肥えてしまうことになります。
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それは荒れ地を好んで生えるススキにとっては歓迎できないことなので、ススキの草原を維持するためには茅場の野焼きが行われています。
が、団地の中では火をつけるわけにはいきませんので、かわりにレーキで掻き集めて茅場の外に搬出します。
街中で茅場を維持するためには、避けて通れない手間なのですが、これが結構大変です。

でも、落ち葉を取り除いて地面に日が当たるようになると、さっそくタンポポが花を開きました。
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タンポポというと帰化種のセイヨウタンポポが幅を利かせていますが、シロバナタンポポは確か在来種だったはずです。

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