2007年06月01日

●0601 差したりめくったり

助っ人稼業は続いています。
永谷宗円生家を仕上げて、M窯に戻って来ました。
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軒付けを手伝った小間(妻側)は葺き収まり、大間(平側)と手前に建っている方丈の修理に取りかかります。

基本的には「差し茅」による補修を行いますが、傷みの酷い大間の軒を丈夫なものにするために、軒の部分は古屋根を解体してつけ直します。
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新しく葺く屋根の先は、残した上部分の古屋根の下に潜り込んでいないことには水仕舞いがなりません。
そこで、古屋根の下に細い丸太を大体2m毎に差し込み、てこの要領で屋根を持ち上げ充分な隙間を作っておきます。

方丈の方はノーマルな差し茅の方法で軒を付け直して行きます。
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人数の出入りがある現場なので、2カ所の工事を平行して行うことで調整して行きます。