●070927 壁土が来ました
夏のあいだに頼まれていた仕事を片付けて、自宅の屋根葺きに戻ってきました。
屋根を葺き出す前に、下地に使った縄を濡らさ無いように屋根の養生をして、ようやく雨ざらしの状態を脱しました。
本格的な作業開始に先立って、まず足場を組みます。
茅葺きの足場は、軒の高さに合わせて微妙な調整が必要なため、昔ながらの丸太と番線の足場が具合が良いのです。
足場を組んでいると、左官屋さんが壁に塗る土を持って来られました。
2tダンプ一杯の土・・・小さいながらも家一軒の壁を塗るのに、多いと言えば多いような、少ないと言えば少ないような。素人には判りませんね。
壁土は左官屋さんが土手に積んだ上に水を貯めて、シートで包んで寝かせておきます。
途中に何度か切り返す必要があり、その際に藁スサを足す事になるのですが、それは茅屋根を刈り揃えた切り屑で賄えたらと面白いかな、と思っています。
コメント
土手に積んだ上に水を貯めるんですね。これだけでも大変な作業ですね。小さいこどもたちが喜びそうな泥です。どろだんごを思い出しました。
Posted by: とまとん | 2007年10月03日 19:50
とまとん さん、コメントありがとうございます。
レスが甚だ遅くなり申し訳ありませんでした。
土を発酵させているあいだ、乾かないように水を貯めておくというのは、僕も初めて知りました。
壁塗りはやってみるとハマるというのは、やはり泥遊びの快感が甦るからだとか。
左官屋さんの邪魔にならないようにと自戒しつつ、泥を触るときのことを想うとわくわくしてしまいます。
・・・ただ、願わくば暖かい季節にやりたかったです。
Posted by: shiozawa | 2007年10月08日 21:28