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2008年01月05日

●080105 茅刈りの季節のご案内

おかげさまで正月3日に無事長男を迎えることができて、重ねてめでたい松の内となりました。
ご心配いただいた皆様、ありがとうございます。今後も親子共々よろしくお願いいたいします。

さて、冬と言えばまた茅刈りの季節が巡って参りました。
この冬の大まかな茅刈りスケジュールが決まりましたので、ご案内いたします。
各イベント毎の詳細は、追ってお知らせできるようにしたいと思います。

◯1/26 「伏見の河原で葦刈ってみよし」
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主催:NPO法人京都子どもセンター
問合せ:kyoto@npotown.net
指導:山城萱工房 お手伝い:茅葺屋
・刈り取りの体験や、葦を使った遊びなどで広いヨシ原で一日を過ごします。
ガシガシ刈るというよりもまずヨシ原を体験しようという感じなので、親子連れでも気軽に参加できるのではないかと思います。
(一昨年の様子)


◯2/3 「あいな里山公園に茅場を再生」
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主催:国土交通省明石海峡公園事務所 協力:茅葺屋.山城萱工房
・国営明石海峡公園神戸地区建設予定地における、里山の再生を目指したの取り組みの一つとして、耕作放棄地を茅場として刈り取ることで管理して行くことを目指します。
・参加条件など詳細は公園事務所のHPにての発表をお待ち下さい。
(昨年の様子)
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◯2/16 「カヤカル'08@淀川十三干潟でヨシ刈り」
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主催:山城萱工房 共催:茅葺屋
・ヤマダさんが代々手入れを重ねて来られた、淀川河川敷のヨシ原でヨシ刈り体験会を行います。
・生業としてのヨシ刈りの実際を体験して頂き、ご希望の方は、今後「刈り子」として活躍することも可能な、技術を身につけて頂くことも目指します。
(昨年の様子)
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◯3/1 「カヤカル'08@神戸落合ニュータウン」
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主催:茅葺屋 共催:山城萱工房
・団地を貫く幹線道路の法面を、茅刈りによってススキ野原として再生して行くことで、人と自然、都市と農村の共生の在り方を探ります。
・小さな緑地の驚くほど豊かな自然を体験して頂くと同時に、ご希望の方は「刈り子」として活躍できる技術の習得を目指し、カヤカルの輪をより拡げて行きたいと思います。
(昨年の様子)
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今年のカヤカルは、一度きりの体験会として済ませるのではなく参加して下さった方々に、技と知恵を例年以上に持ち帰って頂くことを目指します。
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茅刈りというかたちの茅葺き文化を、それぞれの地元に持ち帰って頂くなり、引き続いて淀川や神戸のヨシ原、ススキ野原での茅刈りに、今度は「参加者」ではなく、「刈り子」さんとして参加して、自然の中で汗を流しながら稼いで頂くなりしてもらえればと思っています。
まずはカヤカルにて小手調べ。ふるってご参加下さい。

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コメント

始めまして。私は鬼瓦の製造に携わっている者です。
最近訪れた美山に感動し、調べていたところ、こちらのブログにたどり着きました。
過去ログも拝見させていただきました。
茅葺きのこと、屋根のこと、日本の守るべき景観についてなど非常に勉強になりましたし、材は違いますが、同じ屋根に係わっている者として共感できる事も多く感じました。
これからも頑張って下さい!!

瓦廊 さん、はじめまして。コメントありがとうございます。

鬼瓦というと、子どもの頃に手塚治虫の「火の鳥」で、仏師が奈良の寺院の鬼瓦をつくる下りに感動したことを思い出します。
鬼瓦の製造に携われている方を、「鬼師」とお呼びすると耳にしたことがありますが、正しい認識の仕方でしょうか?

拙ブログを拝読いただきまして、ありがとうございます。機会がありましたら、鬼瓦のお話しなどもまたお聞かせいただけたらと思います。

お子さん、無事にご誕生のよし、おめでとうございます!!春から縁起がいい(^-^)

茅刈りも目白押し。乾燥して刈るのにいい具合なのですね〜。
茅を刈ることを生業にする人を「刈り子」と呼ぶのですね。初めて知りました。

すべてがおめでと〜♪

まだまだ夜中にも振り回される状態でしょうか。
めっさかわいい?親バカ??
春を楽しみにしてますね。

花がたみ さん、よっすぃぃ さん、お祝いの言葉をありがとうございました。

>花がたみ さん、
お正月を待って産まれて来てくれて、仕事も休まずに済んだし、いきなり親孝行をしてもらいました。

雪の無い地方では、ヨシやススキが充分に枯れ、天候の安定する冬を待って茅刈りが始まります。
かつては京の外港である伏見のあたりも一面のヨシ原でしたから、ヨシ刈りの風景は都人にも馴染みの深い冬の風物詩だったようです。
茅刈りは冬の季語として古くから親しまれていましたが、そういう実感を伴って茅葺きという文化を現代に甦らせて行きたいと思います。

>よっすぃぃ さん、
がっさかわいいです。
親馬鹿です。

でも、今は実家に里帰りしているので、僕は毎晩お風呂に入れに通っているだけで、夜泣きの苦労は妻に任せっきりです。
少なくとも、お母さんの足手纏いにはならないようにしなければと思いつつ、暮れからこじらせている風邪が続いていて、役立たずなのが情けないです。

暖かくなったら、美山?神戸?お出でくださいませ。

親バカの証明、別ルートで受け取ったよ。(爆)

屋根屋さん
お子さまのご誕生、おめでとうございます!
子育てはほんとうに楽しいです。
毎日、楽しくて楽しくて、こんなに貴重な時間をくれたこどもたちに感謝の気持ちでいっぱいです。(子育て真っ最中のときは、そんな大切なことに気づかず、理不尽によく怒ったりものですが・・)

赤ちゃんを囲んで、どうかお幸せな一年でありますよう、お祈りいたします。

体験会、一度参加してみたいです。

とまとん さん、お祝いのお言葉をありがとうございます。

新米の父親はいまだに風呂にも上手く入れられず、ほとんど役に立て無いにも関わらず、毎晩通ってしまいます。
おかげでデスクワークはいつにも増して滞りがちですが、「まあ、いいや」という気分になってしまいます。
家族の時間と仕事とを切り盛りできるようになることも、父親修行の大きな課題だと今更ながら気付かされつつあります。

茅刈り、ご都合がつくようでしたら、ぜひ一度体験されてみて下さい。

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