2008年04月20日

●0420 白山麓の街

飛騨かやぶきのスギヤマさんの手配された仕事を請け負うために、越前の小松まで下見にやって来ました。
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北陸自動車道は何度も通っていますが、いつも白山は雲に隠れて見ることは出来ませんでした。
しかしこの日は快晴!早苗田の遥かに残雪を頂いた霊峰が青空に映えています。

こちらがその物件、「癒しの森」公園内に移築された旧米谷家住宅。
一見関西で見慣れた入母屋づくりの茅葺き屋根と似ていますが、よく見ると棟のかたち、破風のかたち、角や軒のかたち、細部は随分と違っています。
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傷みの進んだ片側の大間を限られた予算で修復するという、先のかやぶき音楽堂と同様の依頼ですが、かたちが違うというのは中の構造も葺き方も違うということですから、一筋縄では行きそうにありません。

さて、癒しの森の中にはこんな茅葺きの建物もありました。
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世界的な豪雪地帯である白山麓で、夏の間だけ山腹の耕作地に泊まり込むための「出造り小屋」だそうです。
こういう職人の手によらない、百姓の百の技の一つによるつくりの茅葺きにとても惹かれてしまいます。