●0820 集合住宅
お盆が明けて作業再開。いよいよ仕上げの刈込みが始まります。
屋根を葺きはじめて丸一年。長かったです。仕事の合間に作業を進めることが、これほど手間取ることになるとは。本業の傍らで自宅をセルフビルドされている方々の偉大さを思い知らされました。
ストロー状のヨシの並ぶ茅葺き屋根は、穴の中に巣を作るハチたちにいつも大好評。狩人蜂(種類不詳)が幼虫のエサにするバッタをせっせと運び込んでいます。
ただ彼等は有視界飛行で飛んでいるらしいので、これから仕上げのハサミをかけて屋根表面の地形が変わってしまうと、つくりかけの自分の巣の位置が判らなくなってしまうようです。
ハサミ仕上げの最中にエサを抱えたままうろうろしているハチを見かけると、いつも申し訳ない気持ちになりますが、ハチのお母さんたちのためにも、茅葺き屋根は葺いたらさっさと仕上げてしまわなければならないようです。
家の裏庭にミョウガが顔を出す季節になりました。採るのは鹿と競争です。
クボ料理長は美山より更に山奥へと旅立って行ってしまいましたが、丁稚サガラが天婦羅にしてくれました。茅葺屋のスタッフはみんな料理上手でありがたいです。摘みたては香りも歯触りも最高!
コメント
鹿もミョウガを食べるんですか〜?
わたしも大好きです!
採りたてのミョウガ!新鮮で香り豊かでしょうね。
ハチのあかちゃんのえさは、虫なんですね。
自然を慈しみながら、自然の流れとともに仕事をされている様子が伝わります。
Posted by: とまとん | 2008年10月14日 15:05
とまとん さん、コメントありがとうございます。
出稼ぎ続きで留守にしていたせいか、最近鹿があつかましくなって来たようで、家の横に生えているミョウガの葉まで食べています。ミョウガの芽ももちろん食べるので、早い者勝ちになっています。
ハチは種類によりますが、バッタやクモやイモムシなんかをせっせと狩り集めていますね。アシナガバチが軒下に巣をかけた年には、ムクゲについてつぼみを食べるく青虫が少なくなり、花がたくさん咲きます。
Posted by: shiozawa | 2008年10月15日 19:08