砂木の家に戻って来ました。
空はもう秋の空。日差しは強くても、乾いた心地よい風に吹くようになりました。
仕上がったところから足場を解体して行き、正面の軒を残すのみとなりました。
茅葺き屋根を葺き下した縁側に腰掛ければ正面に見えるところなので、最後にもう一度集中して仕上げます。
造成から逃れた小さな庭に、ニラの花が咲きはじめました。
以前は家の周りの土手の上に、背景に初秋の青空をレースのように透かしてたくさん咲いてくれていました。
建物が落ち着いたら、窮屈に過ごしながら待ってくれている草花が戻ってくれるように、庭も整えて行けたらと思っています。