2012年03月18日

「笹で葺かれる茅葺き屋根」見学会のお知らせ

金沢の奥座敷、湯涌温泉に金沢市が整備を進める屋外ミュージアム、江戸村にて、旧園田家移築修理工事の現場見学会を行います。
《期日》
2012年4月7日(土)
13:30〜16:00(予定)
《会場》
金沢湯涌江戸村
《詳細》
http://www.kanazawa-museum.jp/edomura/event/pdf/sonoda.pdf

旧園田家は、江戸時代中期に金沢市二俣町に建てられた紙漉農家で、重要有形 民俗文化財に指定されています。
茅葺きの屋根には笹(チシマザサ)で葺かれた部分と、ススキで葺かれた部分があり、今回笹葺き部分の見学などを行います。

見学会と銘打ってはいますが、実際に笹に触れたり、現場の職人さんと交流する場も、たっぷり用意させてもらう予定です。
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笹はかつて日本海側で広く茅葺き屋根の葺き材として使われていながら、それで葺かれた屋根は今やわずかに丹後と能登に遺るのみとなっており、笹屋根葺きの作業を観られるのは貴重な機会です。

《内容》
・丹後村おこし開発チーム所属学生有志によるプレゼンテーション
・笹葺き作業現場の見学(職人による解説)
・笹葺き体験(縄結び、差し笹作り等)
・茅葺き職人との懇談会
※丹後村おこし開発チームは、立命館大学経営学部の学生による団体です。 京都府宮津市の上世屋地区を拠点に、地域の活性化を目指した活動をしており、 笹葺き民家の再生や活用などのプロジェクトを行っています。今回はメンバーから有志が個人で参加してくれる予定。
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2011年11月07日

茅刈りカレンダー'11-'12

今年も茅刈りの季節が巡って参りました。
開催の決まったものから順次ご案内させて頂きます。
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茅葺きと暮らすことは、1年かけて育つ草のリズムで暮らすこと。

11/12(小雨決行) 茅刈りハイキング@金沢湯涌茅場 終了

11/23(水) 男鬼楽座 茅刈り@伊吹山 終了

12/4 茅刈りイベント in 花山中尾台 終了

12/10,11,12
12/16,17,18 筑波山麓 茅刈り隊 終了

12/17(雨天中止) 茅刈りイベント2011 in 志和堀 終了

1/8(雨天順延1/9) 茅刈り体験会ヨシ刈り編 カヤカル@淀川 終了

2/5(雨天順延2/12) 茅刈り体験会ススキ編 カヤカル@神戸落合 終了

2/12・/26(雨天順延3/4・/11) 河内長野・岩湧山で茅刈り体験 終了

2/19(雨天中止) くさかんむりの茅葺きイベント@神戸淡河 終了

2/18,19, 25,26
3/3,4 かみかつ茅葺き古民家再生プロジェクト 茅刈り体験会 終了

3/3(雨天順延3/4) 茅刈り体験会 かろまい '12@木曽川 終了

イベント詳細は下記↓

◎[河内長野・岩湧山で茅刈り体験] P0001.JPG

期日:2012年2月12日(日)・26日(日) 雨天順延3月4日(日)・11日(日)
会場:岩湧山山頂付近
集合:送迎バス利用:AM8:30 河内長野市役所来客駐車場
          AM9:00 滝畑ふるさと文化財の森センタ—多目的広場 
   自家用車利用:AM9:45 岩湧山山頂東側(トイレ横)
解散:PM 16:00(作業終了PM15:00) 予定
内容:毎冬の茅刈りと山焼きによって維持されて来た、古来の茅場として奈良の曽爾高原、兵庫の砥峰高原と並び関西を代表する、大阪府河内長野市の岩湧山。山頂付近一面の広々としたススキ草原とそこからの眺望、訪れるだけでも価値のある場所で、代々茅場を守って来た地元の方々から指導を受けての茅刈り。
参加費:無料
申込:市立滝畑ふるさと文化財の森センタ—に電話にてお申し込み下さい。
   0721-63-0201
締切:2/12は2/5迄。2/26は2/19迄(雨天順延の場合はお問合せ下さい)
定員:各回先着40名
持物:詳細とともに参加者に別途通知します。
主催:大阪府河内長野市教育委員会
協力:滝畑地区自治会
問合:河内長野市立滝畑ふるさと文化財の森センタ—
※ 宿泊が必要な方は滝畑ふるさと文化財の森センタ—を無料で利用できます。(食事など実費必要)


◎[くさかんむりの茅葺きイベント@神戸淡河]
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期日:2012年2月19日(日) 雨天中止
会場:神戸市北区淡河町荻原 茅場
集合:自家用車でのアクセス:AM10:00 北区淡河連絡所 駐車場有り
   公共交通でのアクセス:神姫バス利用AM9:00発 三ノ宮神姫バスセンターより吉川庁舎行き→淡河本町北下車(9:35分着)バス停よりご案内します。
解散:PM15:00 予定
内容:かつて田んぼの畔に生える草は、肥料や飼料、燃料など貴重な資源として農村で消費されて来ました。現在圃場整備で生じた高畔は草刈りすらままなりません。高畔を茅刈りによって茅場に育てて行く事で、あるべき農村の風景と営みを取り戻して行く試みに参加しませんか?
参加費:¥500(保険代、資料代含む)
申込:保険加入のため◯氏名◯住所◯生年月日◯電話番号と、緊急連絡用に◯当日朝に連絡可能なEメールアドレスをこちらまでお送り下さい。
締切:2012年2月18日(土)
定員:20名(申込多数の場合は抽選)
問合:ogo@kusa-kanmuri.jp
持物:弁当、水筒、防寒着、タオル、滑り止め付きの軍手、汚れても良い動きやすい服装でお越し下さい。
主催:淡河かやぶき屋根保存会 くさかんむり
協力:神戸市北区役所、茅葺屋
ご注意:中学生以下は同伴の保護者の責任下でのみご参加頂けます。


◎[かみかつ茅葺き古民家再生プロジェクト 茅刈り体験会]
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期日:2011年2月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、3月3日(土)、4日(日)
   いずれか一日の参加から可能。各日定員10名。
会場:徳島県立 高丸山 千年の森
集合:AM9:00 千年の森ふれあい館(上勝町大字旭字中村 66-1)
   ※ふれあい館より高丸山駐車場まで送迎いたします。
  :AM10:00 作業開始
解散:PM16:00 予定 (作業終了15:00)
内容:千年の森づくりを行っている高丸山のふもと、八重地集落にある古民家の茅葺き屋根の復活を進めるために、屋根を葺くための茅刈りを行います。地域の住民の方々とふれあいながら茅葺き屋根を葺く、そのための茅を刈るということを通じて、都市と地域をつなげ双方が元気になる取り組みを目指しています。
持物:お弁当は用意します飲物持参。帽子、軍手、作業着、長靴または作業靴、お持ちの方は鎌。(※茅場は標高1000mで非常に寒いです。各自で充分な防寒対策をお願いします。)
参加費:無料(参加者特典として10月OP予定古民家レストランお食事券など!)
申込:かみかつ里山倶楽部 八重事務所 TEL:080-6398-8201
                  Email:sennennomori@quolia.ne.jp
   事前に◯参加日◯氏名、住所、電話番号◯雨天時などの連絡方法をお知らせ下さい。
主催:かみかつ里山倶楽部
詳細:http://www.1000nen.biz-awa.jp/event/PDF/20120115-0225.pdf


◎[茅刈り体験会 かろまい '12@木曽川]
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期日:2012年3/3(土) 雨天順延3/4(日) 
会場:河川環境楽園 自然発見館(国営木曽三川公園 三派川地区)
集合:AM10:00 自然発見館前
解散:PM15:00 予定
内容:環境共生型テーマパーク「河川環境楽園」で、生き物たちの棲処としてデザインされた公園植栽のススキを刈り取り。5月頃には刈り貯めた茅を使って、園内に移築された茅葺き民家の屋根での茅葺き体験会も開催予定。人の営みもまた「茅の循環」の一部であることを実感する機会です。
参加費:¥500(保険代)
持物:弁当、水筒、タオル、軍手(滑り止め付きのもの)、長袖上下の汚れても良い動きやすい服装でお越し下さい。
申込・問合:立松・星野
住所、氏名、年齢、終了後の懇親会参加可否を明記の上、お申し込み下さい。
主催:かろまい実行委員会+共催:河川環境楽園 自然発見館


2011年11月01日

神戸市 茅葺き屋根とふれあう月間 イベントのお知らせ

港町神戸、しかし六甲山の北側には茅葺き民家の点在する、豊かな田園風景がひろがります。
神戸市では、茅葺きの建物やそれらが維持されて来た背景を地域の魅力資源と捉え、「自然と共生する北区での里山暮らしのシンボル」として、昨年に引き続き「茅葺き屋根とふれあう月間2011」と題して、「茅葺きの」魅力を伝える体験イベントやコンサートを開催します。
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身近な「茅葺き」を体感し、自然と共生してきた先人の暮らしに思いをはせながら、奥深い魅力を感じてみませんか。
1:11/12(土)陶芸教室@十場家
2:11/19(土)茅屋根修理現場説明会@寿福寺
3:11/25(金)北区の茅葺きをめぐるバスツアー
4:11/27(日)クラシックコンサート@内田家
5:12/4(日)茅刈り@花山中尾台
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問合せ先
1,2,4,5 北区まちづくり推進課茅葺き係 kitaku@office.city.kobe.lg.jp
3 教育委員会文化財課 Phone:078-322-5798

2011年08月28日

0819 続・茅喰う虫

花山中尾台の茅場がニカメイガの酷い食害を受けていたので、車を走らせていても路傍のススキが気になって仕方がありません。
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どうも、「若白髪」が目立つような・・・
美山の隣りの南丹市日吉町で、車を停めて確認してみました。

すると、やはり。
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暑さで葉先が枯れることは良くありますが、本来なら一番勢いのあるはずの、葉鞘の中心にある新芽が枯れてしまっていて、その付け根には2つの穴が。

中を開くと、いました。小さなニカメイガの幼虫が4匹。
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ただし、花山中尾台のようにほぼ全ての葉鞘にニカメイガが入って全滅状態という訳では無く、このまま無事に尾花を咲かせそうな様子のススキも少なくありません。
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これはどう考えれば良いのでしょうか。
ニカメイガはこれまでもススキ草原に普通にいて、草原全体としては尾花をつけるススキが多いからそう目立つことでも無かったのか。或いは、現在ニカメイガが突然増えつつあり、やがてどこのススキ草原も花山中尾台のような状況になってしまうのか。

ところで、イネ科の花穂を枯らしてしまうということは、稲が食害を受ければ収穫がゼロになってしまう危険な害虫ですから、田んぼでは一般に入念な防除が行われているそうです。
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これは以前晩秋に撮った写真ですが、篠山にはこのように田んぼの畔を茅場に仕立てているところが多くあります。今回車の中から見た限りでは、このような田んぼの傍の茅場には「若白髪」は目につきませんでした。

かつては茅場では刈り取った後に火を入れることで、害虫の発生を抑えていました。住宅地や道路法面に再生した茅場では、刈り取り後に手間をかけて掃除することで野焼きに替えようと努めて来ましたが、昔からの営みにはやはりそれぞれ意味があって、現代の都合で簡単にアレンジできるものでは無いということでしょう。

とはいえ、田んぼのように農薬を散布する訳にもいきませんので、さて、どうしたものか。

2011年08月16日

0714 茅喰う虫

神戸市北区役所主催の茅刈りイベントの会場として刈らせてもらっている、花山中尾台の茅場の様子を見に行って来ました。
ここ数年茅刈りを続けて来た事で、茅になるススキの葉は良く繁るようになって来たのですが、ススキの花である尾花だけが立ち枯れてしまう事が続いているのです。
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しかし、時既に遅し。青々と繁るススキ野原の中に、若白髪のように混じる枯れた葉は、これから尾花をつける棹となるはずだった葉です。

刈れた葉の付け根を見ると、尾花のつぼみ(という言い方で良いのか?)が納めらてていた部分が狙い撃ちに、無惨に喰い破られてしまっています。
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冬の茅刈りイベントで見た状況と全く同じです。
ここには既に下手人の姿はありません。

茅刈りを繰り返す事で雑草だらけだった斜面がススキの生い茂る野原になりつつあるのに、秋になっても一面の尾花が銀色に陽に輝くさまを見られないのは、ご近所に何とも申し訳ない思いです。
何より毎年種を飛ばせないままでは、ススキの今後が心配です。
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せめて犯人の顔だけでも拝んでやりたいと、原っぱをかき分けようやく見つけ出しました。
入り口?らしき小さな穴が上下にひとつずつ。しかし喰い破って出て来た様子はありません。

で、中に居たのがこれ。
酷い写真で失礼かとは思いますが、どなたかこれが誰だかご存知の方がおられましたら、ぜひとも教えてくださいませ。

※ニカメイガの幼虫のようです。山本正臣 http://twitter.com/#!/hitakijo 様が教えて下さいました。


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もう2本、穴あきのススキを見付けて家に持って帰り、どんな成虫になるか確認したかったのですが、ススキがすぐに枯れてしまい失敗でした。
相手がわかれば来年対策も考えられようというものですが、幼虫だけ、それもこんなピンぼけ写真だけで同定なんてできるものなのか甚だ不安ですが・・・

2011年05月01日

茅葺きフォーラム開催のお知らせ

㈳日本茅葺き文化協会による
茅葺きフォーラム「茅葺きは地域資源」「茅葺き職人談義」が
鹿児島県南九州市知覧町にて開催されます。


日時:2011年6月4日(土)〜5日(日)
会場:フォーラム/ちらん夢郷館ホール(南九州市知覧町郡6209-1)
   情報交換会/知覧ふもと公園
   宿泊   /富屋旅館 http://www.tomiyaryokan-chiran.jp/tomiya.html 又は市内ビジネスホテル
内容:4日 13:00〜総会
      14:00〜フォーラム
         パネリスト/厚村善人(知覧町茅葺き技術保存会) 中坊真(九州バイオマスフォーラム) 中村澄治(茅葺き職人・熊本人吉) 他
      18:30〜情報交換会
   5日 Aコース8:30〜13:00(知覧武家屋敷-茅葺きの宿雅叙苑-隼人駅or鹿児島空港)
      Bコース8:30〜18:30(知覧武家屋敷-茅葺きの宿雅叙苑-青井阿蘇神社-岩屋熊野座神社-青蓮寺阿弥陀堂-太田家住宅-明導寺阿弥陀堂-八代駅)
参加費:資料代/一般¥2,000 会員¥1,000
    情報交換会費/¥3,000
    宿泊費(1泊朝食)/¥6,300
    見学会費(バス代、昼食費等込み)/Aコース¥3,000 Bコース¥4,000
主催:㈳日本茅葺き文化協会
共催:知覧茅葺き技術保存会
後援:鹿児島県南九州市 南九州市知覧町観光協会
アクセス:鹿児島中央駅西口より11:30発送迎バス
申込・問合:㈳日本茅葺き文化協会事務局
      〒300-4212茨城県つくば市神郡108
Pone/029-867-5829 Fax/029-866-2339 E-mail/info@kayabun.or.jp
締切:5月20日(金)
          
         

2011年04月06日

お知らせ 茅葺き現場体験会「カヤマル'11@美山」を開催します

京都府の「茅葺きの里」、南丹市美山町にて
実際に職人が施行中の茅屋根葺き替え現場に地下足袋持参で参加し、
お施主さんや職人、集落の方々との交流を通じて
リアルな茅葺きを体験出来る機会、
「茅葺き体験会 カヤマル'11@美山」の開催が決まりましたので
参加を希望される方の申込受付を開始します。
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●茅葺き現場体験会 カヤマル'11@美山

期日:2011年5月3(火)日〜5日(木) 2泊3日
会場:京都府南丹市美山町高野地区 砂木集落
   (宿舎は砂木公民館、男女別の大部屋、共同での自炊)
参加費:学生/¥8,000 一般/\16,000
   (送迎費、滞在費、保険料含)
定員:15名(学生優先枠10名)
申込締切:4月25日
   (期日前でも定員になり次第に締切ります)
主催:茅葺屋 協力:砂木区、美山茅葺株式会社
問合:info@kayabuki-ya.net

詳細/申込:http://kayabuki-ya.net/plans.htm

2011年02月03日

茅刈りカレンダー '10-'11

今年も茅刈りの季節が巡って参りました。
開催が決まったものから順次ご案内させて頂きます。
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12/4 茅刈りイベント in 花山中尾台 終了

1/9(雨天順延1/10) 茅刈り体験会ヨシ刈り編 カヤカル@淀川 終了

2/6(雨天順延2/13) 茅刈り体験会ススキ編 カヤカル@神戸落合 終了

2/11(雨天中止) くさかんむり 茅刈りイベント 終了

3/5 茅刈り体験会@木曽三川公園 かろまい11 終了

イベント詳細は下記↓

◎[茅刈り体験会ススキ編「カヤカル@神戸落合」] P1163818.jpg

期日:2011年2月6日(日)雨天順延2月13日(日)
会場:神戸市須磨ニュータウン内茅場 (神戸市須磨区落合団地白川ランプ周辺)
集合:AM9:45 神戸市営地下鉄名谷駅 北側ロータリー(TAXI乗場) 
  :AM10:00 現地
解散:PM15:00 予定
内容:茅刈り体験、茅と茅葺きに関するレクチャー(屋外)
参加費:¥300(保険、資料代含)
申込:緊急連絡用に◯当日朝に連絡可能なEメールアドレスをこちらまでお送り下さい。開催、延期の判断は当日朝行います。
持物:弁当、水筒(会場近くにコンビニ有)、タオル、滑り止め付きの軍手、長袖上下の汚れても良い動きやすい服装、斜面で作業できる靴でお越し下さい。
主催:茅葺屋
問合:info@kayabuki-ya.net
ご注意:中学生以下は同伴の保護者の責任下でのみご参加頂けます。
    会場周辺には駐車場がありません。
    自家用車でご参加の方は須磨パティオ駐車場(有料)等をご利用下さい。

昨年の様子はこちら

'07年の様子はこちら

◎[くさかんむり 茅刈りイベント]

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期日:2010年2月11日(金)祝日 雨天中止
会場:神戸市北区淡河町荻原 茅場
集合:自家用車でのアクセス:AM10:00 北区淡河連絡所 駐車場有り
公共交通でのアクセス:神姫バス利用

AM9:00発 三ノ宮神姫バスセンターより吉川庁舎行き→淡河本町北下車(9:35分着)バス停よりご案内します。

解散:PM15:00 予定
内容:茅刈り体験
参加費:¥500(保険代、資料代含む)
申込:保険加入のため◯氏名◯住所◯生年月日◯電話番号と、

緊急連絡用に◯当日朝に連絡可能なEメールアドレスをこちらまでお送り下さい。
締切:2011年2月4日(金)
定員:20名(申込多数の場合は抽選)
問合:ogo@kusa-kanmuri.jp
持物:弁当、水筒、防寒着、タオル、滑り止め付きの軍手、汚れても良い動きやすい服装でお越し下さい。
主催:淡河かやぶき屋根保存会 くさかんむり
協力:神戸市北区役所、茅葺屋
ご注意:中学生以下は同伴の保護者の責任下でのみご参加頂けます。

◎[茅刈り体験会@国営木曽三川公園「かろまい11」] 0903karomai.jpg

東海地方ではまだまだ"茅熱"が高くありませんが、地元でも何かできないかと思い立ち、始めたのが"かろまい"です。今回刈った茅は公園内にある茅葺民家の屋根になります。また、茅場(ススキ等の群生地)を手入れすることで、様々な生き物にとって暮らしやすい環境をつくることができます。

国営公園ということで一般の人にも参加してもらいやすいやさしい茅刈です。
また、この公園は濃尾平野が誇る大河"木曽川"の生き物をテーマにした公園で、水族館あり、観覧車あり、茅場ありと一日楽しめる公園です。
初春のさわやかな一日、気楽に名古屋観光兼ねて、"かろまい11"に参加しませんか?

ご希望の方は、氏名年齢を明記の上、メールにてご連絡下さい。
ご参加お待ちしております。
立松 昌朗
atsuro23@hotmail.co.jp

日時: 2011.3.5(土) 10:00〜
場所: 国営公園木曽三川公園 河川環境楽園
http://www.kisosansenkoen.go.jp/~kasenkankyou/hakkenkan/

追伸:
遠方の方で、都合がよい方は当日夜は岐阜で泊まっていきませんか?
人数が集まれば、昨年茅葺屋さんに葺替えていただいた岩村の茅葺民宿にて宿泊できます(この辺り農村景観日本一らしいです)。
地元のおっちゃんたち呼んで、囲炉裏を囲んで鍋パーティーしましょう!

2010年11月21日

0717 キセカヤ+ヨシズ

てっぺんまで苫を並べたら、棟の隙間を塞ぎます。
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基本的には「稲架掛け(はさかけ)」するのと同じ収まり。茅葺き屋根の見せ場でもある棟仕舞いも、苫葺きではあっさり済ませます。

薄くて軽い苫葺きの屋根。屋根の外断熱としては屋上緑化が注目されていますが、遥かに重量の軽いキセカヤなら、建物にそのための補強を必要としません。つまり遥かに安価にできます。と、いうことは工事そのものが環境へ与える負荷も小さくてすみます。
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こんなに薄いのなら「ヨシズ敷いとけば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、こんなに薄くても屋根として葺かれていますから、雨を漏らしません。
ヨシズだと雨を通して濡らしたあと、日陰にして乾き難くしてしまいます。瓦葺きでももちろん、RCの屋上に設置した場合など、既存の建物を傷めてしまうことになりかねません。苫葺きなら建物本来の屋根も守ります。

軒を刈り揃えて、瓦屋根との隙間にヨシズを編み込んで、完成。
苫は下地の竹に吊ってあるだけなので、強い風に葺かれても孕まずに、たなびいて力を逃がします。万一飛ばされても藁が散らかるだけ。
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今回は切り妻の瓦屋根と周辺の環境に似合うように、落ち着いたデザインを心がけましたが、「着せる」建物に合わせて様々な姿に仕立てることも可能です。

ヨシズは屋根ではなく開口部に使わないと。ヤマダさんの伏見産ヨシの立て簾と、十三産ヨシの簾をしつらえて、縄文部屋モノノケ仕様が出来上がりました。
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どのくらい快適になったのか?数値データは現在武庫川女子大学の学生さんが鋭意解析中ですが、この夏の猛暑をここで過ごしたサガラに、ぜひ直接に住み心地を尋ねてみて下さい。

12月5日に予定しておりました、カヤコヤ'10@淡河/神戸は、諸般の事情により中止せざるを得なくなりました。

皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを深く反省し、教訓として、今後参加者の皆様により安心して楽しんで頂ける茅葺き体験会の開催を目指して行く所存です。

このたびは私共の準備不足からご迷惑をおかけしてしまい。本当に申し訳ありません。
重ねてお詫び申し上げます。

0716 苫葺き

二階の瓦屋根をそのままに、その上に茅葺きの下地を組んで行きます。
既存の建物に負荷をかけないように、なるべく軽くしたいので、杉丸太や孟宗竹を使わず、真竹だけで組んで行きます。
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つまり、釘や金物は使えないということ。滑る竹を縄で組み上げて行くには、がっちり固定するのではなく、柔らかく力を分散させるイメージが大切です。

万一の飛来落下防止にワイヤーは取ってありますが、竹下地は瓦屋根の上に帽子のように被せてあるだけ。
建築の屋根を葺き変える改修ではなく、工作物の設置なので、建築基準法で定めるところの届けは必要ありません。
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上の方にはみ出している垂木の先は節のところで切って除きます。今は飾りみたいですけれども。

出来上がった下地に、用意しておいた苫を広げて行きます。茅葺き屋根を葺くときは、屋根の外側から葺く場所の下に立ち作業しますが、苫葺きは屋根の内側から身を乗り出し、葺く場所の上に立ち作業します。
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「葺く」というより「吊る」感じ。
今回は既存の瓦屋根と、茅葺き下地の間の隙間が小さかったので、下向きの作業は腰にこたえたようですが、屋根表面に足場を設置する必要も無いし、外側で作業するより安全です。

下地さえ出来ていれば、これだけの屋根の片側葺くのに、2人で半日かかりません。
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薄い苫葺き屋根には耐久性はありませんが、葺き替えるのはとても簡単です。毎年生えてくる草を編んで苫をつくり、傷んだところだけ葺き替えて、古くなった苫は畑の肥料に。ゴミにならずに潔く地面に還ります。

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