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1012 茅場つくり その2

茅場へと復元予定の田んぼの畔に、あらためて植生調査にやって来ました。
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雨のため一週間順延となったのに、あらためて集まって下さった皆さん、ありがとうございました。

四角い区画を設置して、その中に生える植物の種類と量を定点観測して行く、コドラート法という調査を行います。
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しかし、長らく草刈りが行われておらず、クズとセイタカアワダチソウのジャングルとなっている畔では、コドラートを区切る杭を打つのも一苦労。
さらに地表まで掻き分けて、生えている草の種類を余さず確認して行くのは更に一苦労。

既に花が終わっていたり、クズに負けて矮小化していても、植物の専門家の方は次々と種類を同定して、雑草にも名前と個性があることを教えてくれます。
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個人的に心惹かれたのは、このアキノノゲシ。
薄いクリーム色の花の色が、何とも上品です。

背後には圃場整備によってつくられ、草刈りが滞って薮に覆われた高畔。手前の原っぱは洪水対策の河道修正工事で生じた残土が積み上げられもの。
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いずれも、人が自然との関わりを保って暮らして来たこの列島には、かつて存在したことの無い環境です。
ここで茅刈り始めることで、これらの環境と人が再び関わりを持つようになると、どのように自然が変化して行くのか楽しみです。

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コメント (2)

新年おめでとうございます。
昨年はありがとうございました。今年も色々とご教示くださいませ。宜しくお願いいたします。

先日、全く茅葺き屋根を知らない人に写真をみせたところ「きれい!!」と感動していました。そういう力があるのですよね。
「くさかんむり」の活動も楽しみです。
茅を通じていろんな可能性を感じ、石川でも茅の芽がどんどん育っていくといいな~と思います。

今年もご活躍お祈りしています。

花がたみ さん、明けましておめでとうございます。
こちらこそ、昨年は色々な機会にお世話になりました。

くさかんむりの活動が軌道に乗れば、農村環境の適切で効率的な管理手法として活用していただき、「茅があるから、茅で屋根を葺く」という状況を再現できることを期待しているのですが、実際にどうなるかはやってみなければわかりませんね w

多くの方に興味を持って関わっていただけるように、石川を始め各地の皆さんとも関連しつつ、茅の持つ魅力の溢れる楽しいイベントにして行けたらと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。

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2008年10月12日 22:43に投稿されたエントリーのページです。

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