カヤカル2日目。一晩寝ると初日の体験が熟成されて、技術として身についているか試すときです。
朝は、霜柱が大きく育つほど冷え込みました。
が、今日作業する茅場は陽当たりが良いので、朝日に照らされて茅は乾いていて、刈るのに支障はありません。
本来ススキは、このような陽当たりの良い乾いた場所に生えるものです。かつての里山では、ススキに適した場所が選ばれて茅場として手入れされて来ました。
昨日と今日と、同じススキでも場所によって、手入れの程度によって、茅としては随分と質が変わって来ること実感してもらえたのではないでしょうか。
遠くにお堂を眺めながら、カヤカル参加者の手際もすっかりサマになっています。
そして、手入れの行き届いた茅場からは、カヤネズミの古巣が。
ここでは晩夏には、スズムシの声も良く聴こえます。
みんなで刈り集めた茅で、初夏にはこのお堂の一部を葺き替える予定です。
そのときにはまた、ぜひ地下足袋履いていらしてください!