冬の風物詩、山城萱葺屋根工事のヤマダさんが手入れされている、淀川十三干潟でのヨシ刈り体験会が開催されました。
例によってまずは刈り方指導、ヤマダさんの模範演技から。
ススキを刈るのは両刃の鎌を使いますが、ヨシを刈るのは片刃の鎌です。
刈り方と束ね方を教わったら、早速やってみましょう。
広いヨシ原の向こうに見える特徴的な形のビルは大阪梅田のランドマーク、梅田スカイビル。
大阪駅の目と鼻の先にこの風景ですよ。実は大阪はすごく自然豊かな街なのでは。
何世紀にも渡って毎年欠かさず刈り取られて来た、ここのヨシは何回見てもほれぼれします。
手入れしていないヨシ原ではこうは行きません。お近くの溜め池とか訪ねて確かめてみて下さい。
手入れの行き届いたヨシ原には、たくさんの生き物たちが暮らしています。
きれいなヨシを刈り進めて行くと、ヨシ原の中からウグイスの仲間、セッカが顔を出しました。
(写真:小林瑞穂)
なんだか、リスかネズミみたいな動きで、ヨシの根本をチョロチョロしていました。
干潟バスが出まーす。
普段のお仕事ではこの草刈り機.改で刈り倒しているそうです。でも束ねるのは手作業ですから、茅刈りとは、いかに手早くきれいに束ねるか、というあたりに、職人技に迫る鍵がありそうです。
みんなで「良い茅束」に拵えたヨシを、干潟の入り口淀川河川公園沿いに立てて乾かしておくことにします。
公園に草野球やジョギングや散歩に来る人たちにも、ヨシ原をもっと知ってもらえたら・・・
夏には淀川花火が上がる、まさにあの真下なのですけれどね。