下地が出来たら、屋根の軒裏になる部分をつくります。
手間のかかる地味な作業が続きますが、屋根の形の善し悪しを決める大切な工程なので、焦らずやりましょう。
丁寧に葺き並べた茅を押さえる竹は、でっかい針に縄を通して屋根裏に縫い止めて行きます。
針先が屋根裏に出て来たら、中に待機している人がレン(垂木)に縄が巻き付くように、掛けかえてあげます。
軒を止める縄は屋根の一番下に巻く事になりますから、屋根裏で針受けをする人も低いところに手を突っ込んでで大変です。
臨時の助っ人に駆けつけて下さった、山城萱葺屋根工事の職人さんたちを交えて。
少しずつ出来て行く屋根を眺めながらのお弁当。