下地の修理も終わって、軒付けにかかります。
手間のかかる軒付けは、カヤマルの日までに済ませておかないと、当日に参加者の皆さんが手待ちになってしまいます。
カヤカルで刈った砂木の茅を1把ずつかきつけた上に、砂木の田んぼで取れたお米のワラを並べ、さらに解体した古屋根から選別した古茅を並べて軒裏をつくって行きます。
そして、丈夫な茅を選んで軒の水切になる部分をつくります。
地下足袋持参でやる気満々のカヤマル参加者の皆さんを集めておいて、「ちょっと見ておいて下さい」という訳には行きませんから。
カヤマル開催日に追われつつ、しかし手を抜けない工程なので焦ります。