今年もやって来ました、淀川は十三干潟のヨシ原へ。
この写真は合成ではありませんよ、念のため。
本当に梅田の目の前に、野鳥が飛び交うこんな草原が。
参加者にはいきなり、鎌と一緒に砥石が配られます。
刃物は使う前にまず研がねば。
砥石を使ったことがなくても、研がねば。
ヨシ刈りと言えば、この方。
山城萱葺屋根工事のヤマダさんから、刈り方の説明。
道具と方法を手に入れたら、早速ヨシを相手に挑みます。
実践あるのみ。
ヨシが枯れきった真冬に刈るので、肌寒い曇りの日は避けたいところですが、お天気に恵まれても海に近い十三干潟では、日が差して地温が少し上がると冷たい海風が吹き込んで来るから、いつも寒かったようなイメージが残っています。
でも今年は、うらうらと暖かい陽射しの中ほとんど風も吹かずに、のんびり気分で刈ることが出来ました。
動いていないと寒い!何てことがないからなのか、お昼ごはんのあとに何か始まりました。
普通ヨシズを編むには、錘りを利用した道具が必要なのですが、「手」がいっぱいあれば道具無しでも編むことができそうです。
あっという間に、ちょっとしたものができましたよ。
温暖化防止のための壁面、開口部の遮熱には、ヨシズは素晴らしい性能を発揮します。
これからの最新トレンドは、ビルも住宅も屋根は茅葺き!壁面はヨシズ(国産)!
広い広いヨシ原。
でも、本当に茅葺きに適したヨシが生えるところは、限られています。もちろんそれとて相当な面積ではありますが。
茅葺きに適さないヨシが生えた場所も含めて、ヨシ原全体を効率良く手入れするには、やはり火入れが欠かせないのですが・・・
刈り取ったあとにはゴミが目立ちますね。上流での暮らしの中から流れて来たものです。
いくらヨシ原が川をきれいにしてくれるといっても、生活ゴミまでは処理してくれません。
「良い子は川にゴミを捨ててはいけません」