せっかく丹後村おこし開発チームの面々が駆け付けてくれたのに、相変わらずすっきりしないお天気が続きます。
あまり降るようでは茅葺きは出来ませんが、そんな日にも学生らしく予習復習に余念がありません。
茅葺き屋根に足場の丸太を吊るためのロープワークが、先輩から後輩へ伝授されています。
茅葺き屋根はコーナーの部分を葺くのが難しい。
ならば、まるい竪穴式住居にはコーナーが無いから簡単かというと、そうはいきません。
コーナーを葺くのが難しいのは、それが屋根全体の形を決める規準となるからです。
規準が無いままに屋根の厚みを揃えて葺いて行くのは、至難の業です。
しかもこの建物、きれいな円錐形をしていません。
屋根の勾配も場所によってまちまちですし、入り口となる出っ張りがついていたりします。
笹の束の中から、短いもの長いもの、葉っぱがたくさんついているもの、あまりついていないもの、自然の材料を微妙に使い分けながら、適材適所に葺いて行かなければなりません。