昨春、古民家族の面々とともに茅屋根の葺き替えに着手した、六甲山中、船坂集落の旧坂口家に今年は暖かくなってからやって来ました。
前回は土と化していた山側の屋根を葺き直しましたが、表側も傷みの酷い後補の瓦葺きの庇を解体した後は、ご覧のようにベニヤ板で凌いでいるような状況です。
まずは、前日から用意していた足場を仕上げます。
表側は公道に面しているので、敷地からはみ出さないように。
丸太足場を組む機会も貴重な昨今、シノと番線の使い方を教わりながら。
足場が用意できたら、古屋根をめくります。
上から下へと、再利用できる茅と、肥料にして土に還す茅を仕分けながらめくって行きます。