港町神戸、しかし六甲山の北側には茅葺き民家の点在する、豊かな田園風景がひろがります。
神戸市では、茅葺きの建物やそれらが維持されて来た背景を地域の魅力資源と捉え、「自然と共生する北区での里山暮らしのシンボル」として、昨年に引き続き「茅葺き屋根とふれあう月間2011」と題して、「茅葺きの」魅力を伝える体験イベントやコンサートを開催します。
身近な「茅葺き」を体感し、自然と共生してきた先人の暮らしに思いをはせながら、奥深い魅力を感じてみませんか。
1:11/12(土)陶芸教室@十場家
2:11/19(土)茅屋根修理現場説明会@寿福寺
3:11/25(金)北区の茅葺きをめぐるバスツアー
4:11/27(日)クラシックコンサート@内田家
5:12/4(日)茅刈り@花山中尾台
問合せ先
1,2,4,5 北区まちづくり推進課茅葺き係 kitaku@office.city.kobe.lg.jp
3 教育委員会文化財課 Phone:078-322-5798
コメント (2)
こんにちは。また、ひさびさに覗かせていただいてます。
先日はオランダの茅葺き屋根のことについていろいろ教えてくださりありがとうございました。
あの後、残念ながら茅葺き屋根の家の購入には至りませんでしたが、いろいろとオランダの茅葺き屋根に興味がわきました。特に農家のわらを入れる上下移動する屋根など、鉄筋補強をされたものもあって(柱が木でなく鉄筋)、見た目にも面白いです。巨大農場などでは、内部を農産物を売る小売店にしているものもあります。
今まで、ただ珍しいな〜と思って眺めていたものの視点が変わるっておもしろいですね!
私も実は神戸出身(垂水区)で、北区にはあまり足を運んだことがなかったのですが、神戸にもたくさん茅葺き屋根の家があったんですね!神戸の西の方にもありますか?
私は野生動物の研究でアフリカのギニアに行くことがあるのですが、今思えば、ギニア森林地帯の部族の家々も茅葺き屋根のような様相です。彼らの村では、家をたてるブロックも土を切り出して、焼いて、手作りです。現地に入ると、動物や人中心に目がいってしまいますが、住環境に注意を向けるのも勉強になりますね。
また、いろいろ教えてくださいね!
今後のご活躍、数々のイベントの成功をお祈りしています。
投稿者: ジジネコ | 2011年11月13日 01:33
日時: 2011年11月13日 01:33
ジジネコ さん、コメントありがとうございます。
いつもレスが遅くなってしまい申し訳ありません。最近はTwitter @kayabukiya が便利なものでブログがなおざりになってしまいがちです。
先日オランダの茅葺き職人さんが来日されて、茅で壁面を葺かれたそうです。壁面を茅葺きするのは風車を葺くオランダならではの技法で、ぜひ見たかったのですがどうしても都合を付けられず見逃してしまいました。
私は塩屋の出身なのですが、終戦直後の写真を見るとジェームス山外人住宅地のあずまやなども殆どが茅で葺かれていたようです。現在ではお屋敷の庭にお茶室が一軒残るのみです。西区の農村民家はススキで葺かれた北区の民家より耐久性に劣る、小麦ワラで葺かれていたものが多かったためか、北区に比べると茅葺きのまま残されている屋根は多くはありませんが、それでもまだ見ることは出来ます。
私共と一緒に仕事をしているなかにも、フィールドワークに訪れたエチオピアで茅葺きに魅せられて、この仕事を始めたものがおります。宜しければ、また西アフリカの茅葺きについても教えて下さい。
投稿者: shiozawa | 2011年11月23日 12:43
日時: 2011年11月23日 12:43