茅葺き現場日誌@藍那あいな亭

0115 ケラバ積み

葺き上がりも順調に進んでアリゴシを越え、ケラバを積むまでになりました。
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ここまで来ると屋根も随分小さくなり作業はさらに捗るのですが、軒と並んで茅葺きの意匠を引き締める棟の周りだけに、決して焦らず丁寧な作業を心がけて行きます。

屋根の棟に近い上の方は、茅材としてススキを中心に使っています。
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もともと神戸の摂津地域ではススキが主たる茅葺きの原料とされて来ましたので、そういった建物の歴史に配慮しつつ、水に強いヨシを傷みやすい軒の方には用いて適材適所に使い分けています。

仕事がはかどり屋根が葺き上がるにつれて、材料を運び上げる手伝いさんの負担は増えて行きます。
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加えて日々の掃除も大切な仕事。職人が良い仕事を出来るのも、メンバー全員の細かい配慮の積み重ねがあればこそです。