旧永島家住宅の周りはすっかり葉桜となり、今は八重桜が見事なまでに満開です。
子供の頃は何だかけばけばしく思えて八重桜はそれほど好きではありませんでしたが、最近では年のせいなのかこの味わいがわかるようになって来たような気がします。
今回の現場では人数をかけて、表裏の大間(平側)と東面の小間(妻側)の三面をほぼ同時に葺いて来ましたが、葺き上がったところで少数体制に移行したため、刈込みは順番に行います。
まず、両方のケラバを落として(決めて)から、表の大間を上から順に仕上げて行きます。
日が長くなって夕方遅くまで作業できる一方、紫外線量が増えて疲れも溜まるので、昼食後には昼寝が欠かせません。
寝ておかないと、日の暮れ近くに体が動かなくなりますので。
そのような意味では、昼寝も仕事のうち。
写真ではきれいな景色の所のように見えます。
海と橋立を眺めながら仕事が出来るのは、ちょっとだけなら、うらやましいです。
河野啓介 さん、コメントありがとうございます。
天気の良い日にはとても気持ちのよいところです。
丁稚の頃には一年中美山で仕事をしていましたから、小浜のお寺の屋根を葺き替えに行った際には、毎朝夕海を眺められるだけで、心が晴々としたものです。
今の季節は外での昼寝、食事って最高に気持ちがいいですよね。
さすがに私は大の字になって寝るのははばかられますが・・・。
猫のように丸くなって寝たいと思いつつ、体育座りで寝ています。
ceico さん、コメントありがとうございます。
この季節には屋根屋も良い商売だなあ、と思えます。
朝現場に入っただけで気持ち良いですからね。
・・・すぐに暑くなって来てしまうのですけれども。
普段は縁側を借りてお弁当+昼寝をさせてもらうことが多いのですが、旧永島家住宅は余りにも人が来ないので、段々このような事に・・・
建物の質も眺めの良い立地も悪くないだけに、惜しい気がします。
こんなアングルの写真、屋根の上からじゃなきゃ撮れませんよね。ステキな1枚です。
草や土の上で寝ると、それらからエネルギーをもらえたりするそうなので、イィみたいですよ。
しおしおも体育座りじゃなくゴローンとしてみてくださいね。
コチ さん、コメントありがとうございます。
昼休みに道具を取りに足場へ上がったら、あまりに良い絵だったので、後輩の寝姿を思わずパパラッチ・・・
昼寝は時に5分でも良いから深く眠りたいので、体裁構わずそこらへんに横になってしまいますねえ。我ながら太々しすぎると思うこともあり、他所のお宅の庭では体育座りで寝るくらいの控えめさが欲しいのですが・・・