建築士のヤナガワさんと、小浜の「風音(ふうね)」というお店で打ち合わせました。カレーが美味しいお店でした。
鎌倉での打ち合わせ で話した僕のコンセプトと図面を下敷きにして、3つのプランを提示してもらいました。
全てのプランにおいて、敷地にあわせて下屋の奥行きを縮めてあり、僕のプランでは決められなかった階段の位置が検討されています。
A案:僕の描いた図面をもとに改良されたもので、下屋を薄くした分書斎の北側にまわり込むキッチンが、閉ざされた印象を受けないように、居間に対してオープンキッチンとして、居間が家族の中心となるように計画されています。
階段は居間の北西角に曲がり階段とし、階段で出来たコーナーを一段下げて薪ストーブコーナーに。
A-2案:A案のストーブコーナーを設けず、階段を居間と書斎のあいだに設置したものです。
階段は全体が透けている力桁階段となっているため、居間と書斎との通風やつながりは保たれています。
B案:キッチンと居間、土間、さらには庭もつなげて、季節の良い時には大勢集まったりして楽しめます。冬は、かっちり閉じることも可能です。
水廻りをいじめることなくオープンキッチンが可能なので、トイレ、洗面脱衣にそれぞれ適切な広さが確保できた、バランスの良い案です。
C案:大きなカウンターを中心にしたキッチンを真ん中に配置し、居間と繋がった大きな空間をつくり、広々使えるシンプルな平面となっています。
建具を設ければ、冬はキッチンと居間を仕切ることも可能です。階段はA-2案と同じ配置。
いずれのプランも魅力的です。あまりのんびりしている時間はありませんが、じっくりと検討して選ばせてもらおうと思います。
国宝の本堂と三重塔のある明通寺が近くなので、打ち合わせのあとお参りしてから帰りました。