京都の洛北にある等持院庭園の茶室、清漣亭の葺き替えを始めました。
美山から通いで仕事をするのは、随分久し振りな気がします。
昨年は関東滞在が長かったものですから。
前の屋根はやや傷みが進んでいましたが、ヨシで丁寧に葺かれていました。
解体に際して、充分使える古茅は選別して再利用します。
予算には当然制約があるなかで、良い屋根を葺くためには手間を惜しむ事は出来ません。
屋根をめくって行くと、たくさんのヤモリが現れて来ました。
茅の隙間に卵が産みつけられていたようで、ヤモリの卵は初めて見ました。
卵の殻と一緒にいたヤモリたちは、卵から出て来たにしては大きすぎるような気がしますが・・・
とにかく、ヤモリは「家守り」ですから、大事に軒下に放しておきました。