このブログを訪ねて下さっている皆様、長らくご無沙汰してしまって申し訳ありませんでした。
5月は丁稚サガラと二人、あちこちの現場へ助っ人に渡り歩く毎日で、あまり工程の参考にもならないと思い、ブログの更新も滞ってしまっていました。
しかし、手(葺く技術)の揃った職人集団が、それぞれの現場に責任を持ちながら協力し合える体制が整えられているからこそ、ここぞというところだけ少し手助けに行くということも出来る訳で、それは大工さんや左官屋さんの世界では当たり前に行われていることなのでしょうけれども。屋根屋(茅葺き職人)でも私共のグループでは、後継者難がどうこうという状況から脱して、そういったことを当たり前として、お施主さんと接することができるようになりつつあることを知って頂きたいという思いもあり、今さらご迷惑かなとも思いましたが、1ヶ月分のブログをまとめて更新してしまいました。
興味がございましたら、お時間のある時にでも読んで頂ければ幸いです。
さて、永谷宗円生家の刈込み、続いています。
軒裏を刈り落とし、軒先を仕上げていきます。
軒の端を揃えて、完成です。
刈込みは人数がそのまま工期に繋がる工程です。1人あたりの仕事量がはっきり現れるのは、助っ人としては評価が厳しくなる分だけやりがいがあります。