すっきりとは晴れませんが、久し振りに青空を見ました。
今の季節あまり晴れても困るのですけれども。
まず古屋根を解体して開いた穴から、刈り貯めて屋根裏に保管されていたススキを搬出します。
丁寧に刈って束ねられたススキが、きれいに積んでありました。
茅屋根の裏側に沿った外周部分に作業用のスペースを残し、向きを揃えて積んであるので保管中に茅が曲がったりしておらず、搬出もとても容易にできました。
屋根裏に「軽く一杯」という程度の量でしたが、外へ出してみると結構な量であることが良く解ります。
茅の山の向こうに見えるきれいに畔を刈込まれた田んぼと、枝打ちの行き届いた山のあいだに、茅刈りをして手入れされた原っぱがあります。
茅場は田畑(人)と山(野生)との緩衝地帯でもあります。
茅の搬出を済ませてから下地の手直しをして、ようやく屋根葺きが始まります。
まずは軒付けから。トタンの庇が多く、場所により高さがまちまちなので、少々手間がかかります。