竣工まであとわずかというところまで来て、秋の長雨のせいで足踏みしていました。
この現場の始まりの頃には梅雨前線に邪魔されていました。そしてお終いに来て今度は秋雨前線。思えば夏という季節は、前線が上がって行って下りて来るまでのほんの短い間でしか無いのですね。印象は強烈ですけれど。
雨が上がったので裏側も軒まで刈り落として完成です。
シコロ屋根の上を掃除しながら足場を解体していきます。
この現場に来た頃には勢いのある青田だった稲も、色づきつつある稲穂をしならせるようになりました。
一つの季節の始まりから終わりまでを、一つの現場で過ごしてしまいました。
まあ、最近では美山でも神戸でも、お盆を過ぎればいつ稲刈りが始まってもおかしくはないようになりましたけれども。