軒がついたらどんどん葺いて行きます。
茅葺き屋根を葺くには、角の部分を先に葺いて基準にするのですが、小間(妻側の方)の葺き替えでは余程傷んでいない限り角の部分は解体せず古屋根を手直ししながら使うので、作業も手早く進みます。
屋根の北側は数年前に葺き替えていますが、既に一面に苔が生えてしまっています。
苔が生えていても全体的に均等に減っているので、まだまだ長持ちするとは思います。
ただ、部分的に雪が凍って落ちる時に引き抜いたところがあるので、そこだけ今回のついでに直して帰ることにします。
ところで、お施主さんから袋一杯の満願寺とうがらしをいただいて、毎晩煮たり焼いたり炒めたりして頂いていますが、その中にこんなのが一つ混じっていました。
何だか子宝にでも恵まれそうな、おめでたい形だと思いませんか w