仕事の合間を縫って少しずつ葺き進めていた砂木の家、ようやく窓枠周りの複雑な所も含めて、全ての軒が固まりました。
さあ、これからペースが上がるというところなのですが、ここでひとまず時間切れとなってしまいました。
来週から神戸で大きな現場が始まるので、雪の季節を迎える美山を後にして、春までこちらはお休みです。
屋根に養生を念入りに施し、雪が積もって足場が壊れないように茅も全て下ろします。
下ろした茅は、先日刈った茅と合わせて軒周りにぐるりと立てかけておきます。
刈った茅を乾かすと同時に、壁の無い砂木の家に風が吹き込むのを防ぐためです。いわゆる「雪囲い」ですね。
家の中から見るとこんな感じ。風を防ぐ上に断熱性の高い茅束に囲われて、とても暖かくなります。
ただ、とても暗くもなりますが。