現場入りした当初は屋根の大きさに圧倒され気味でしたが、今や完全にペースを掴んで順調に葺き上がりつつあります。
毎日のように茅を運び込んでくるヨシ屋さん、茅を仕分けて加工し必要な順序で現場に搬入する手伝いさん、屋根の上で葺いていく職人、とそれぞれが、自分の役割を理解し互いに調整できるようになって来ているおかげです。
今回始めて顔を合わせる職人同士ももちろんですが、茅に触ったこともなかった手伝いチームの飲み込みの早さは頼もしい限りです。
それだけ体も頭も使って働いていれば、食事当番の用意してくれる美味しいおかずとともに、毎晩一升メシがぺろりと無くなってしまうのも当然のことでしょう。
「ディジュリドゥはご近所に配慮して控えめに」という注意事項は、茅葺き工事の宿舎では珍しいかもしれませんが・・・ ひょっとすると、そんなメンバーであればこそ茅との相性も良いのかもしれません。