久し振りの快晴、雨除けのシートは取っ払ってしまいました。
葺きあがって頭がつかえるようになれば、いずれ外さなければならないものですし。
現場の周りでは菖蒲の花が盛りを迎えています。
小満を過ぎて初夏の日差しに伸びきった緑の映える季節です。
紫欄に九輪草・・・手入れをされているのは、2棟の茅葺き民家の面倒も見ておられる I さんです。
昼休憩に弁当を使うのに囲炉裏端をお借りしながら、茅葺き民家と植物と過ごす日々の話しを聞かせて頂いています。
「暮らした人たちの想いが詰まった建物、移築された後も変わらず育てて行きたい」「花は咲かすのではなく、咲いてくれるのです」
先人と自然の営みへの敬意に満ちた言葉が胸に沁みます。