真夏とはいえ夜明けの山里の空気はひんやりと肌寒い程です。
茅バイトのアサヤンさんの入れてくれる、本格チャイでからだを目覚めさせて屋根に上がります。
ようやく棟近くまで上がって来ました。水平が保たれているかどうか、離れたところから見て確認します。
新築なので、ご近所の家並に馴染んでいるかどうかも気になるところです。
人と自然の共生する、先人の営みの積み重ねよって生まれた里山の風景。
そこに相応しい1ページを重ねることが出来るかどうか。
家の向きなどもご近所の建て方に倣っています。集落の人たちの体験話を聞いていると、やはりなるほどと思わせられることが多々ありますので。
そうした試行錯誤も繰り返しながら、まもなく棟を積むところまで葺き上がります。
まあ、なかなか竣工しないのは、屋根屋の仕事が進まないからなのですけれども。