兵庫県立考古博物館でボランティアにより取り組まれている弥生時代の住居の復元に、ちょこっと顔を出して来ました。
博物館のある東播地域は、日本有数の40,000 ! を超えるため池が独特の景観と自然を育んできました。
博物館のエントランスも今や希少種になってしまったオニバスが大きな葉を広げる池で、たくさんのトンボが飛び交っていました。
竪穴式住居の復元はボランティアの市民や学生等によって、全く業者の手を借りずに進められています。
材料の丸太や竹は近くの雑木林から伐り出して来たもの。葺く茅はため池に生えるヨシ。
約2000年前、稲作が行われるようになった弥生時代には、すでにため池が造られていたといわれています。
ため池をめぐる人の営みと自然との関わりが、茅葺きの竪穴住居を介して甦って行けば素晴らしいことだと思います。