0517 鎌倉の石のこととか

鎌倉に戻って来ました。
相変わらず湿っぽい。そして、当然のように2回目のめくりは終わっています。手伝えなくてスミマセンでした。
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そろそろ、葺き上げも調子が出て来ていて、茅屋根も地面から見えるくらいのところまでは葺けて来ました。
屋根のかたちが寄せ棟なので、仕事が進むにつれて確実に小さくなって行き、はかどるであろうことが励みになります。
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ところで、鎌倉のあちらこちらで使われて風景をつくっている石は、0511にichide!さんが指摘して下さった通り多くが大谷石でした。覚園寺に入っている造園屋さんが教えて下さいました。
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石垣などに使われて街並に彩りを添える建築石材は、産地によって流通していた時期と場所がある程度特定されるので、その街の経歴を語ってくれることが多くあります。大谷石は近代和風住宅の豊富な鎌倉の街と、どのようなつながりがあるのか興味が湧いて来ます。鎌倉の地場の石である鎌倉石は、もう少し古いお屋敷や寺院などに多く使われているようです。
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左が大谷石、右の茶色の濃いものが鎌倉石だそうです。

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これが大谷石。
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これが多分、鎌倉石。
やはりちょっと雰囲気が違いますね
sh@

2 thoughts on “0517 鎌倉の石のこととか

  1. ichide 投稿作成者

    なるほどです。。。
    確かに雰囲気ちがいますね。。。

    ん。塀の構成がおもしろいですね。。。
    4段活用か。石垣2段、(平積み、乱積み)木塀、植木と。高さ方向の奥行きを出してるんですね。なるほど。
    威圧感なくしつつ広く見せる工夫ありますね。

    茅葺大分進みましたね。。。。

  2. shiozawa 投稿作成者

    ichide!さん、コメントありがとうございます。

    下の塀は上のスタイルの塀が変化したものかもしれないですね。
    土盛りがモルタルに、生け垣が板塀に。

    低い石積みの上に土を盛って生け垣、というのは実に鎌倉らしく感じてしまうのですが、特有のものなのかどうか。
    生け垣の向こうに夏みかんが覗いているところなども合わせて、知覧に似ていますが、武家屋敷に共通するものなのでしょうか。
    しかし、鎌倉は近世のあいだ武家の町としての歴史は途絶えているはず・・・興味は尽きないですね。

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