すっきりとは晴れませんが、久し振りに青空を見ました。
今の季節あまり晴れても困るのですけれども。
まず古屋根を解体して開いた穴から、刈り貯めて屋根裏に保管されていたススキを搬出します。
丁寧に刈って束ねられたススキが、きれいに積んでありました。
茅屋根の裏側に沿った外周部分に作業用のスペースを残し、向きを揃えて積んであるので保管中に茅が曲がったりしておらず、搬出もとても容易にできました。
屋根裏に「軽く一杯」という程度の量でしたが、外へ出してみると結構な量であることが良く解ります。
茅の山の向こうに見えるきれいに畔を刈込まれた田んぼと、枝打ちの行き届いた山のあいだに、茅刈りをして手入れされた原っぱがあります。
茅場は田畑(人)と山(野生)との緩衝地帯でもあります。
茅の搬出を済ませてから下地の手直しをして、ようやく屋根葺きが始まります。
まずは軒付けから。トタンの庇が多く、場所により高さがまちまちなので、少々手間がかかります。
はじめまして!あしあとからきました。
凄い作業をしていらっしゃるんですね。
以前行った高山の合掌造りが忘れられません。
写真の美しいこと!
昔懐かしい写真です・・・。
頑張ってください。
ブルママ さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
「茅葺き」or「美山」で定期的に検索させてもらっているので、そちらのブログにもお邪魔させて頂きました。
茅葺きの写真が美しいのは、もちろん撮影者の腕前ではなく、そこに「正しい景色」が写っているからのはずです。
人が自然とともに無理せずにある、そんな暮らしのお手伝いがして行けたらと思っています。