0812 葺き上げ/夏の水2つ

中干しを済ませた田んぼに、出穂期を迎えて水があてられています。
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落差があっても畔が傷まないように、必要な量の水だけ田んぼへ引き入れられるように、石がさりげなく上手に使われていて感心させられます。

毎日あまりの暑さに葺き上げのペースもやや鈍ってしまいましたが、ここまで葺くと雨漏りの心配はまずなくなります。
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お盆までに棟を上げることができなかったのは残念ですが。

さすがにこの暑さでは無理も出来ませんし。
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家の裏の横井戸からは、猛暑続きでも変わらず冷たい水が湧き出しています。
この水で入れて、この水で冷やした麦茶が猛暑を乗り切る支えとなってくれました。

4 thoughts on “0812 葺き上げ/夏の水2つ

  1. 花がたみ 投稿作成者

    昔、茅を葺いていた施主さんならこの暑さのなかの仕事の大変さも理解され、待って頂けているのではないでしょうか?

    麦茶を冷やしてある横長のバケツ、オシャレですね。(って、コメントポイントがちがいますね。)麦茶にあるかなしかの塩を入れると甘みがでると共に塩分補給にも。お試しくださいませ。

    ところで、石川の茅文研で予定していた写真展や映画祭ですが、全て遅延することになったそうです。
    夏に茅葺き民家の縁側で、寛ぐことを夢想していたのですが残念でした。
    また改めてご連絡します。

  2. shiozawa 投稿作成者

    花がたみ さん、コメントありがとうございます。

    写真展の延期は残念ですが、ご苦労して集められたせっかくの貴重な資料ですから、いずれ充分な時間をかけて、中身の濃いかたちで公開してもらえるのを楽しみにさせて頂きます。

    こちらの現場でも、お施主さんは広い心でお待ち下さってはいますが、茅葺き屋根の葺き替えでは、予算ももちろん工期が長くかかってしまうことも、お住まいの方に大きなご負担を強いてしまっていると思うので、現場の人数をやりくりするなどして、そろそろ決着をつけなければなりません。

    バケツは丁稚サガラの砥石用のものですが、緊急事態につき、砥石を追い出してお茶が浸かっています。
    塩、試してみます。ありがとうございます。

  3. とまとん 投稿作成者

    今年の夏の暑さは異常でした。
    あの暑さの下で、仕事をされていたのですね。
    お疲れがでておられませんか?
    屋根屋さんのような誠実なかたに屋根を葺いていただける家主さん、お幸せですね。

    八月なかばを過ぎるころから虫の声が聴こえはじめ、今日は、風に秋を感じました。やっと・・そうやっとですね。

    ほんとだ〜麦茶を冷やしているバケツ!しぶいな〜

  4. shiozawa 投稿作成者

    とまとん さん、コメントありがとうございます。

    社会人として仕事をさせて頂くにあたって、最低限の心構えを失わないようにするのが精一杯で、自分はどちらかと言えばずぼらな性格だと思いますが・・・

    今年の夏は暑さもさることながら、とても乾燥していたのが印象的で、刺すような日差しが一段と堪えました。

    昼間はまだ蝉の声が途切れませんが、日が落ちると虫の声がにぎやかになって来ましたね。
    茅場と関わるようになって、最近では虫の声もその中身が気になります。場所によってオーケストラの編成が全然違うのがおもしろいです。

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