カヤマル最終日は朝から雨となってしまいました。
雨の日は作業はできません。それでも2日間快晴に恵まれて何よりでした。
雨の日はのんびり過せる機会でもありますから、時間をかけて茅葺きの見学へと出かけます。
昨夜遅くまで話しに熱が入っていた一部の方には、恵みの雨だったかもしれません w
初日に訪ねた区長さんのお宅を再訪すると、囲炉裏に炭火を熾してもてなして下さいました。
お住まいのご夫婦からは、茅葺きでの暮らしについてじっくりとお話を伺うことができました。
美山町を象徴する茅葺き集落、「北」の伝統的建造物群保存地区まで足を延ばしたところ、幸いにも雨は止み間となり、集落内へと散策に向かいます。
「茅葺きの里」を歩いていても、自分で葺いたあとだけに見えるものも違って来ているのではないでしょうか。
かつての庄屋格だったお宅に立ち寄り、藍染め作家をされているお住まいの方からお話を伺います。
藍染めに適したきれいな水と、美しい景観をもとめてこの地に移って来られたこちらの方は、昨年まで茅葺き保存会の会長をつとめられていて、保存地区での暮らしやこれからの展望についての興味深いお話しを聞かせて下さいました。
村の外れにはナカノさんの美山茅葺き株式会社の茅倉庫があります。
そこで職人さんたちと再会。
お昼ご飯にお弁当を食べながら、茅倉庫を見学しながら、最後にゆっくりお話を聞く機会が得られました。
カヤマル'07は、おかげさまで事故も無く無事終了しました。
職人さんたち、地区住民の方々、そして何より参加者の皆さんのおかげで、実り多い3日間とすることができたと思います。
新しい茅葺きの輪を拡げていくためにも、これからもカヤマルは続けて行けるように頑張りたいと思います。
カヤマルお疲れさまでした。
もう少しうちから近くだったら是非参加してみたかったです。
で、
「カヤマル」の「マル」ってどんな意味ですかぁ??
パパの実感も出てきた頃でしょうか、そんな話題も待ってますよ
コチ さん、コメントありがとうございます。
「カヤマル」の「マル」は、自然と共存する茅葺きというライフスタイルの、循環の環。そして、ライフスタイルとしての茅葺き文化を広めて行く、人の輪を象徴しています。と、いうのは後からのこじつけで、イベントの名前に頭を悩ましていた時に、後輩が「カヤマルってどうですか?」と言ったのに、音の響きだけで飛びつきました。
その後、茨城県下にある地名であることを知りました。茅丸。
今では結構気に入っております。
砂木の家は、「普通の家族が普通に暮らせる茅葺き」を目指しているので、そこで僕の家族に楽しく暮らしてもらうことが、まず肝心なのだと思っています。
妻は懐妊してから神戸を動けないでいるので、実はまだ一度も見たことが無いのですが。良い家となって気に入ってもらえるように、頑張ってみます。