茅葺き現場体験会「カヤマル'07」。台風の接近が気がかりでしたが、幸いにして快晴の初日を迎えました。
カヤマルのために、茅葺屋の他に6人もの職人さんたちが集まってくれました。
おかげで何とか軒裏を付け終わりましたが、初日の朝も参加者を迎えるギリギリまで、現場をカヤマルプログラムが充実する状態にするため、作業が続いています。
一方、遠方から山奥のカヤマル会場へ集合するために、早朝から家を出て下さったであろう定員枠一杯の参加者たちは、早速縄結び講習会で歓迎します。
台所から家づくりまで、「男結び」は田舎暮らしの基本スキルですが、結び方を知っていてもきちんと堅く結束するためには、慣れが必要となる難しい結び方でもあります。しかし、茅葺きにも不可欠な技術なので、現場に入る前に充分な練習を積んでおきます。
昼食後、大きな茅葺き屋根の砂木区の区長さんのお宅を訪ねて、天井裏まで上がらせてもらいました。
既存の茅葺き民家の構造を、間近に見学させていただきます。
充分な予習を積んで、いよいよ現場入り。
早速屋根に上がって、特訓の成果を見せるべく、男結びで下地の横竹を結束して行きます。
初めは竹を組んだ下地の上で足場を決めるのも一苦労の様子でしたが、職人さんたちの直接指導を受けて、実践を通して鍛えてもらいます。