久し振りに神戸の里山公園予定地にやって来ました。
今年度ここに新築される、2棟の茅葺き建屋の屋根葺きに携わります。
神戸は美山と比べて2週間ほど季節が遅いでしょうか。
日だまりに羽を休めている蝶も、飛び立つとまだまだ元気です。
そこに宮城県の北上川河口のヨシ原から、大型トラック満載のヨシが届けられました。
藍那の里山公園に葺かれる屋根の茅は、公園内を含めた地元神戸と、将来予想される来園者の多くの方にとって身近であろう、淀川水系のヨシを中心に葺いて行くことで、茅葺きの身近な環境との繋がりを感じてもらえるようにしたいと思っています。
ですが、本格的な茅刈りシーズンの始まる直前の今は、最も茅材の枯渇する時期となるため、とりあえず軒付けを賄う量のヨシを国内最大手のヨシ屋さんから購入しました。
これを積むのも下ろすのも手作業ですので。なかなかに骨が折れます。