現場入りした当初は屋根の大きさに圧倒され気味でしたが、今や完全にペースを掴んで順調に葺き上がりつつあります。
毎日のように茅を運び込んでくるヨシ屋さん、茅を仕分けて加工し必要な順序で現場に搬入する手伝いさん、屋根の上で葺いていく職人、とそれぞれが、自分の役割を理解し互いに調整できるようになって来ているおかげです。
今回始めて顔を合わせる職人同士ももちろんですが、茅に触ったこともなかった手伝いチームの飲み込みの早さは頼もしい限りです。
それだけ体も頭も使って働いていれば、食事当番の用意してくれる美味しいおかずとともに、毎晩一升メシがぺろりと無くなってしまうのも当然のことでしょう。
「ディジュリドゥはご近所に配慮して控えめに」という注意事項は、茅葺き工事の宿舎では珍しいかもしれませんが・・・ ひょっとすると、そんなメンバーであればこそ茅との相性も良いのかもしれません。
ディジュリドゥがこんなに並んでいる光景を見たのは初めてです。一本の音色は聴いたことがありますが、ディジュリドゥ合奏団は聴いたことがありません。
奏者の息の深さや楽器の個性によって、ひとつひとつ音色が違うのかな〜それを一度にみんなが吹くと、どんなことになるのかな〜
しかも、遠慮がちに控え目に吹く・・というのは、案外むずかしいような気がします〜
チームワーク・・どんな世界でも大切ですね。
とまとん さん、コメントありがとうございます。
僕はいまいち上手くディジュを鳴らすことは出来ませんが、皆で音を出すのは楽しそうでしたよ。
でも、やはりアウトドアが似合うと思います。
茅葺きの作業は、職人と助手という関係ではなく、チームとして機能する集まりになると、良い仕事が出来ると感じています。
色々な仕事に通じることでしょうが。