ほぼ棟の際まで差して上がって来ました。
今回の差し茅修理はここまでです。
棟に近づいて見てみると、棟に段を付けて積んだワラが何カ所も引っ張り出されていました。
おそらくカラスの仕業かと思いますが、エサを穫っているという説には首を傾げます。茅葺き屋根の中は乾燥しきっていて、カラスのエサになるような大きな虫はほとんどいませんし、何より葺いたばかりの屋根からも茅を引っ張ります。カラスほど頭の良い鳥が新築の屋根には虫がいないことを理解できないとは思えません。
やはり、遊び半分なのではないかと。