0316 下地組み

先月傷みの酷かった部分の解体を済ませておいた屋根に戻って来ました。
今日から古民家族 茅葺き週間のはじまりです。
まずは下地の補修から。
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竹や丸太を縄で結わえただけの茅葺きの下地は、しなやかに揺れることで風や地震に強さを発揮しますが、時間が経てば緩んで来ますから、葺き替えの際に整えてやる必要があります。

古茅をめくって下地の横竹も外して、隙間の大きく空いた茅屋根からは、天井裏に保管されていた茅を出すのに良い具合。
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毎年冬に少しずつ刈り貯めた茅を保管するのには、広くて乾燥している茅葺き屋根の天井裏が最適です。

ずれたレン(垂木)を元の位置に戻して、ヤナカ(母屋)を補強して高さを揃えたら、横竹を配置して行きます。
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基本的に釘もコースレッドも使いません。縄だけです。その方が丈夫になるのですが、もちろん、縄がきちんと緊結されていることが前提条件。
さて、予習の成果を見せてもらいましょうか?

男結びが下手っぴだと横竹はぐにゃぐにゃに踊ってしまうのですが、なかなかきれいに並びましたね。
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下地も仕上がり、茅屋根を葺き始める準備がすっかり整いました。