傷みの目立つようになって来た砂木のお堂の葺き替えを目指して、まず材料の茅となるススキを砂木の集落内で刈り集めることとなりました。
「カヤカル'08美山」として茅刈りへの参加を募ったところ、各地から20人の方が集まって下さいました。
春にフルセ(立ち枯れたススキ)を刈り倒しておいた茅場に移動して、最低限の注意事項を説明させてもらったら、鎌とサンバイコウを手渡して、早速茅場へと入ってもらいます。
刈り方も束ね方も、実際の作業を通して覚えるのが一番ですから。
地元の人たちの手解きを受けながら、カヤカル参加者もどんどんきれいな茅の束をつくって行きます。
みんなで刈るとたちまち茅場は広々としてきます。やはり茅刈りは大勢でやると達成感が得られて楽しいです。
刈って束ねるだけのことですが、茅として屋根に葺くのに適した束を手際良くつくるためには、ちょっとしたコツががあります。
簡単なことでも、何世代もの経験の積み重ねから生まれた、それは里山の知恵なのです。体験して教えてもらう機会が無ければ、一生気付くことの無いこと。
夜は集落の皆さんが持ち寄って下さった、素晴らしく美味しい家庭料理の数々を楽しみつつ、乾杯。
ともに鎌を手に汗を流したもの同士、茅トーク、田舎暮らしトークに夜更けまで花が咲きます。
ありがとうございました
あれからというもの、土手とか空き地とかのススキについつい目がいってしまいます
マイ鎌を持っていなくてよかったですわ(笑)
ではまた
わきもと さん、コメント、トラックバックありがとうございます。
呆れるほど遅いブログの更新で申し訳ありません。
身近な所に生えているススキも、冬枯れの時期に刈り取ると、少しずつきれいな群落となって、春の新芽、夏の緑、秋の銀波と楽しめます。
刈り取る時には、ぜひ、茅となる品質で w
街中でもRCの屋上などに、小さな茅屋根を葺いてみませんか?カラダもココロも快適になりますよ、きっと。
なるほど!
稲科ですもんね
今年の秋を目指し、いまから上質な茅場を作らねば(笑)