怪我をして以来初めて山口県の萩の町を訪ねて、母と祖父母が眠るお墓に参って来ました。
山道の先にある田舎の墓地なので車椅子でどうかな?と思っていましたが、何とかなるものです。視点が変わると、以前は全然気付かなかった迂回路がちゃんとあるのを見付けました。
地元のおじいさんおばあさんたちがお参りされているのですから、えぐい急坂以外のアクセスが無いはずは無いのに、目には映っていても意識できないものは見えていないものですね。
毛利家の菩提寺である東光寺まで足を延ばした帰り道、葺き替えて間もない茅葺き屋根の小さな家がありました。
松下村塾の前身となった「玉木文之進旧宅」とか。公開されていたので見学させて頂きました。
昨年末に葺き替えたそうで、ボランティアの案内の方が「70代の職人が20代の後継者連れて葺きに来ました」と、嬉しそうに話してくださいました。
そういえば神戸でのくさかんむりのイベントに参加して下さっていた方も、山口県で茅葺きの修行をはじめたと聞いておりましたが、元気でやっておられるのでしょうか。
茅葺き屋根はその土地毎の日々の暮らしの中で育まれて来た文化ですから、地域性豊かな日本の茅葺きを次代に伝えるためには、各地に深く根を下ろした後継者が育つことが、とても大切なことだと思います。
怪我、車椅子って、あらら・・・
いつからだったですか?ひょっとして2月に車いすの写真でてましたが、その辺りからですか?
身体が資本のお仕事、心配です。ご自愛ください。
治ってご活躍される事を期待したい。
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私も先だってうちの親と萩へ行ってきたんですが、
萩にはいろんなヒントがありました。先人の取り組みや萩の土壌・風土に非常に刺激されました。
というか、山口県全般にです。地元ですが、今まで他の地方に比べて、たいした伝統もないところと思ってましたが、独自の感覚を持ってる事に気がつき始めました。
掘り起こしてみたい気持ちで一杯です。
ichide! さん、コメントありがとうございます。
昨年の9月から車椅子に乗っています。結構上手くなりましたよ w
体が資本の仕事なのに、全く我ながら何やっているのかと思いますが、おかげさまで茅葺きは仕事として何とか続けることができています。
ご心配おかけして申し訳ありません。
萩は何度訪れてもすごい街だと思います。子供の頃は海山が近くて遊び場が豊富なのが嬉しいばかりでした。道が広げられてパチンコ屋が出来て、時代に流されてしまいつつある面ももちろんありますが、それでも、まだまだ。